「手当て」ということ

20150524手

【手当てについて】

ある日の治療をしてての気づき。


藤森の治療院で施術をするほかに、
訪問マッサージでご高齢の方や、足や腰が悪くて
ご自身で病院へ通うことがむずかしい方のご自宅へ伺って
リハビリや身体をゆるめることをしています。


高齢の方は、若いかたと違って、身体も筋肉も弱くなっておられることが多いので、
圧をかけてしっかり押す、とか、上からぐいぐい・・・みたいなことは絶対にしません。

丁寧に丁寧になでるようにさするだけでも
組織がゆるんでくるんですよね。

この日も、背中がすっかり丸くなって、
下半身はむくみでかんかんになっておられる79歳の患者さんのところで
マッサージをしていました。

うつ伏せや上向きの姿勢での丁寧な摩擦で、
背中や太もものうしろ、脚の外側、またはお腹などかなりゆるみました。

また、ふくらはぎもうつ伏せでがつがつ揉むより、
上向きでゆするように、揺らすようにすることで、フワフワにゆるみます。
あんなにガチガチに浮腫んでいるのに。


また、この方は数年前に乳がんのため、片方の乳房をとっておられます。


一昔前の手術方式だったためか、乳房だけでなく、
胸の筋肉までごっそりとっているため、

傷跡が、わきの下から胸まで痛々しいくらい大きな手術のあとがあります。


長年のおつきあいで信頼関係も厚いので、
時間のあるときは直接その痕にも手を当てて
軽~く組織を動かすようにして緩めます。

ほんとにかる~く皮膚に触れている程度なんですけど、
それだけでもけっこうやわらかくなってくるんですよね~。

こうしてゆるめておくと、皮膚が引きつれて腕が上がりにくくなっているときに
施術の前後で腕の上がり方が変わります。



いつもはおしゃべりもしながら楽しくマッサージさせていただいてるんですが、
この日は患者さんが眠ってしまわれていたこともあり、
あれこれ物思いにふけりながら施術していました。


結局、手当って、一番基本で、一番頼りになる治療の原点なんじゃないかな。


難しい手技や、あれやこれやももちろん効率的に治療したり、
理論や理屈、解剖、生理を解った上で治療するのも大切だし、やっていくべきことだけど、


もしなにも手持ちの手技がなくても、一番シンプルで、
一番温もりが伝わる、それが手当なんだろうな。


以前参加したエネルギー療法の勉強会で、講師の先生が言っておられた言葉・・・。


「エネルギーの真髄は『思いやり』」やって…。

まさにそれ。

治療する際に、また人と向き合うときに言えることと一緒。


この人を少しでも楽にしたい、
少しでも痛みが和けば。

この人の今が心地よいものになるように…

ただ無心に手を当てているだけで、
治療となりえるんじゃないかな。


また、それは治療家じゃなくても、


ご家族の手があれば、患者さんの身近な方にしてもらえる立派な治療になるだろうな。


そんなことに改めて気づいた訪問の一コマでした。


ときどきご家族の介護に熱心な方から、
家でなにかしてあげられることはないですか?って質問を受けます。
その都度、その患者さんに必要で、簡単にできることをお伝えするんですが、


もし、あなたの大切な人がつらそうで、痛みを抱えておられて、

「みてるだけじゃなくて、なにかできることはないかな・・・」

と思って戸惑っておられたとしたら、
ぜひ、そっとその方のつらいところに手を当ててあげてください。

特別なマッサージや手技なんか知らなくても


ただ寄り添うような気持ちで当てておくだけでいいんです。

手からあなたのぬくもりが伝わっていくだけで、
とても心地よい感覚がその方に伝わっていきますよ。

ぜひお試しあれ!!

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